新潟県の北部・県北地域で植林などの造林業を専門に活動する東京発のベンチャー企業の『未来の山をつくる』という企業理念に共感し、新潟に新たな組織を立ち上げた男性の思いを取材しました。

グリーンフォレスターズ青葉組新潟団 佐藤剛さん(34)

「おはようございます。きょうからこの六ノ沢001、2.4町歩の現場に入ります。きょうも安全作業でいきましょう。よろしくお願いします」

「グリーンフォレスターズ青葉組新潟団」の佐藤剛さん(34)と同僚ら4人は、この日、新潟県村上市にある2.4ヘクタールの山林で作業を行いました。

「グリーンフォレスターズ」は2020年に東京で設立された林業を手掛けるベンチャー企業です。
林業というと、山から木を切り出して木材を生産するというイメージが強いですが「グリーンフォレスターズ」は“植林や育林”といった造林業を専門とするプロフェッショナル集団。
「青葉組」という団体名で北関東を中心に事業を展開し、佐藤さんは「青葉組」の3か所目の拠点となる「新潟団」の立ち上げメンバーです。現在は「新潟団」の事務所を構える新潟県村上市を中心に、10以上の現場を抱えています。

この日の作業は、去年10月におよそ4800本のスギの苗木を植えた山林で、苗木の成長を妨げる草木を刈る「下刈り」。でも草木が生い茂る中、苗木の見分けがつきません。肝心の苗木はどこにあるのでしょうか。