大規模地震を想定した総合防災訓練が、山梨県甲府市で行われました。

この訓練は、災害に対する正しい知識や行動を身につけ、地域の防災力を高めようと行われたもので、地域住民の他、消防や自衛隊などから計600人以上が参加しました。

訓練は、甲府市で震度6弱の揺れを観測したという想定で行われ、倒壊した建物に取り残された人をチェーンソーや小型カメラを使って救助する訓練や、けがの程度で治療の優先順位を決めるトリアージの訓練などが行われました。

また、事故車両から出られなくなった人を約18トンの出力がある器具を使い、車の一部を変形させて救出する訓練も行われました。

会場には、地震の揺れを体験できる車の他、消火器を使った初期消火の訓練ブースも設けられ、参加した人たちは改めて防災意識を高めていました。