インドから中東を経てヨーロッパまでを鉄道やパイプラインなどで結ぶ新たな経済回廊プロジェクトをアメリカやインド、サウジアラビアなどが合同で発表しました。

アメリカ バイデン大統領
「本日、インド・中東・欧州の経済回廊構築に向けて歴史的な合意に至りました」

アメリカ・インド・サウジアラビア・アラブ首長国連邦などの首脳は9日、インドで開かれているG20=主要20か国の首脳会議の会場で、新たな経済回廊プロジェクトの覚書を交わしました。このプロジェクトではインドから中東を経てヨーロッパにかけて既存の鉄道や港をつなげるインフラを整備したり、新たなパイプラインや海底ケーブルを敷設したりして、クリーンエネルギーの輸送を促進し、電気やインターネットの利用環境を整備します。

アメリカが中心となって去年作られた枠組み「グローバル・インフラ投資パートナーシップ」のプロジェクトで、バイデン大統領はアフリカ、アジア、アメリカを貫く経済回廊の構築に意欲を示しました。