関東に接近していた台風13号は、きのう熱帯低気圧に変わりました。大雨の影響で、各地に道路の冠水などの被害が出ています。
台風13号はきのう夜、熱帯低気圧に変わりましたが、千葉県や茨城県では線状降水帯が相次いで発生し、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降りました。
千葉県茂原市では、24時間で降った雨の量が観測史上最も多い370ミリを超え、道路の冠水被害が相次ぎ、床上浸水が6棟あったということです。
また、千葉県大多喜町では関東管区警察局の技官神山智志さん(49)が台風の被害状況を確認するため屋上で点検作業を行っている最中に転落し、死亡しました。
記者
「午後8時の茨城県大洗町です。先ほどまで1時間ほど雨がやんでましたが、再び強くなってきました」
茨城県日立市では、市役所近くの川が氾濫し市役所の一部が浸水し、停電しました。このほか日立市では、日立中央インターチェンジの入り口付近で土砂崩れが起こり、バスや乗用車が一時立往生しましたが、運転手など10人が救助され命に別状はないということです。
茨城県の3市と千葉県の8つの市と町に災害救助法の適用が決定したということです。
関東の雨のピークは過ぎましたが、これまでの大雨で地盤が緩んでいる可能性があり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

夢のマイホーム建たぬまま...住宅メーカーが"突然破産" 残ったのは2000万円超のローン返済「生活が成り立たない。想像を絶するつらさ」

防災グッズ、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 初の「後発地震注意情報」発表、去年の「南海トラフ臨時情報」から学ぶ対応

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

「下着が触れるだけでびりびり」帯状疱疹の恐怖 65歳以上に予防接種開始される どんな人が対象なのか?その費用は…?









