山梨県立大学に来年春、虐待に対応する専門家を養成するための大学院が開設されます。虐待対応に特化した大学院は全国で初めてだという事です。

県は全国的に虐待に関する相談件数が増加していることなどから、虐待対応の専門家を育てる大学院を県立大学に設置するよう国に求めていました。

これに対して文科省から「人間福祉学研究科」として、9月4日に設置認可の決定が出されました。
来年の2024年春に開設します。

定員は10人、1学年5人で虐待相談や心理的なケア、それに多様な職種と連携した家庭への支援体制や構築などのスキルを学び、自治体や職場での虐待に対応する実践的リーダーの育成を目指すとしています。

また、カリキュラムでは児童養護施設や児童相談所での実習が用意されているほか、働きながら受講できるように平日夜間や土曜日の開講、それにオンライン授業を行うとしています。

短大卒業者も受験可能で10月28日に試験が行われます。