自動運転サービスを活用して岩手県陸前高田市の高田松原復興祈念公園から市内中心部を周遊する実証実験が8日スタートしました。

(金野美智子記者)
「自動運転での一般道の走行が始まりました。車内はとても静かです」

自動運転サービスの実証実験は陸前高田市の高田松原復興祈念公園から市の中心部にある市立博物館までの片道およそ1.8キロで行われています。7人の客が乗り込める電気自動車が時速20キロ以下で走行し、15分ほどかけて2つの地点を結びます。緊急時の対応のためオペレーターは乗っていますが、ほとんどハンドルに手を触れることはありません。自動運転サービスを活用したこの実証実験は去年、震災遺構を巡る形でスタートしましたが、今年は市の中心部へ人を呼び込むための「まちなかルート」が新設されました。

(試乗した人)
「乗り心地もとてもいいですし、スピードも周りの風景を見ながらだったら全然遅くは感じませんでした。非常に便利でいいと思いました」

この実証実験は今月30日まで行われ、まちなかルートは1日9往復運行されます。