あすで建国75年の北朝鮮。これまで軍事支援を拒んできた中国が北朝鮮のパイロットに操縦訓練を行うなど、中朝の軍事関係に今、変化が生じていることがJNNの取材で分かりました。
あす建国75年の記念日を迎える北朝鮮。式典には中国の副首相らも出席する予定ですが、その北朝鮮をめぐり、ある動きが…
北朝鮮消息筋
「先月、中朝国境付近で、中国軍が朝鮮半島での有事を想定した大規模な軍事演習を行った」
JNNの取材にこう明かしたのは北朝鮮の消息筋です。演習は「極めて異例」の夜間に行われ、数万人規模が参加。中国軍の最新鋭戦闘機や戦車、装甲車が投入されたということです。
北朝鮮消息筋
「演習は先月18日の日米韓首脳会談の間にも行われ、3か国の連携に対抗する狙いがある」
さらに、この演習とは別に、北朝鮮のパイロット20人以上が中国空軍の基地で戦闘機を操縦する訓練を受けているとしています。その目的は…
北朝鮮消息筋
「有事の際に、中国の戦闘機に北朝鮮のパイロットが搭乗できるようにする狙いがある」
専門家は、これまで北朝鮮への軍事支援を拒んできた中国に変化が生じた可能性を指摘します。
世宗研究所 北朝鮮研究センター 鄭成長センター長
「中国は日米韓でアジア版NATOを作る方向に向かっていると思っている。中国は北朝鮮との軍事協力の必要性をこれまでより強く感じている可能性が高い」
一方で、金正恩総書記はロシアのプーチン大統領と軍事協力の拡大に向けて近く会談するとの見方もあり、北朝鮮・中国・ロシアが結びつきを強める動きが活発になっています。
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