イギリス政府は、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」をテロ組織に指定する案を議会に提出しました。

6日、制度案をイギリス議会に提出したブレーバーマン内相は声明で、ワグネルについて、「暴力的で破壊的なロシアの軍事的手段であり、ウクライナ、中東、アフリカでの作戦は世界の安全保障に対する脅威だ」と指摘しています。さらに、「反乱が未遂に終わり、創設者のプリゴジン氏が死亡したと言われるなかでもワグネルの脅威は続いている」と警告しました。

制度案は、承認されれば今月13日に発効し、「ワグネル」のメンバーになることや支援、ロゴの使用などが違法となります。また、違反すると14年以下の懲役刑などが科されるほか、政府が資産を押収することも可能となります。