香川県まんのう町の満濃池で、池の水を放流する恒例のゆる抜きが行われました。本格的な田植えシーズンが始まります。

日本最大級のかんがい用のため池、満濃池です。池の管理者がハンドルを回し水門を開きます。勢いよく流れ出す水は毎秒5トンに上ります。大正時代までは木製の栓「ゆる」を抜いて池の水を流していたことからゆる抜きと呼ばれています。

約1300年前に作られた満濃池からの水は毎年下流の水田を潤してきました。

(満濃池土地改良区 國重進理事長)
「農家の方に十分に水を送ってそれを十分に利用していただいて、田植えが順調に進むこと、これだけを望んでおります」

本格的な田植えシーズンの到来を告げるゆる抜きです。放流は10月上旬ごろまで続きます。