県内最大級のエイサー祭りが、4年ぶりに復活します。9月8日から3日間にわたり沖縄市で開催される「沖縄全島エイサー祭り」。『エイサーのまち宣言』をしている沖縄市には青年会が20以上ありますが、最終日に出場できるのは4つの青年会のみで、選ばれし精鋭たちといっても過言ではありません。
過去10回の大会のうち、最多となる8回の最終日出場を誇るのが、園田青年会です。園田青年会の魅力に迫りました!
エイサーだけじゃない、最終日に選ばれる青年会の条件とは

速いテンポに、一糸乱れぬ力強いバチさばき。曲が変わっても踊りを止めない切れ目のないエイサーは、園田が生み出したものといわれています。
およそ100人のメンバーを誇る、沖縄市園田青年会。青年会長を務める澤岻幸洋さんを中心に、ふぇーしと、隊列などを確認する練習に励んでいました。
沖縄市では、祭りの最終日の出演団体を決める審査基準も、青年会本来の役割にこだわっています。
沖縄市観光物産振興協会 金城諭事務局長
「青年会というのは、エイサーをする団体ではなくて、公民館の青年会なので、自治会活動とか地域の活動、色々な活動が評価されての推薦になってくると思います」
Qエイサーが上手いだけではない?
「そうなんです、もちろんエイサーが上手というのは必須になっているが、それ以上に地域のことをやっているかどうかだと思います」
地域への感謝を行動に 青年会の取り組み
地域住民
「ここから切るんじゃなくて、木をここから切りたいわけ。」
地域住民
「これ1人では、絶対できないです。こうやって来てくれるというのは宝だと思う。下の子たちがつないでいってもらえたら最高ですね」
園田青年会 津波実貴雄副会長
「地域の力があっての僕ら青年会の活動が出来ているというのが大きいので、恩返ししようかなと」
去年青年会に加入 島田愛斗さん
「楽しい、喜んでくれるのでやりがいがある」

彼らの芯にあるものは、地域の方々への感謝の気持ち。青年会の活動は「住み続けられるまちづくりを」というSDGsの目標につながっています。