星のような模様で知られる「曜変(ようへん)」の技法に取り組む陶芸家・鈴木禎三(すずき・ていぞう)さんの作品展が倉敷市で開かれています。

真っ黒な碗の中に星々のような景色が浮かびます。

天満屋倉敷店の会場には曜変の技法に挑んだ茶碗や備前焼の作品など約100点がならびます。

鈴木さんが取り組む「曜変」は、鉄を含む釉薬によって現れるとされる文様。

その仕組みはいまだ謎に包まれていますが、研究と試作を重ね5年ほど前から、思い描いた模様が現れ始めたといいます。

(陶芸家 鈴木禎三さん)「自分の代表作である曜変が醸し出す謎めいたところや神秘性、奥深さなどをみなさんとともに共有していただけたらと思います」

鈴木禎三さんの作品展は天満屋倉敷店で9月11日まで開かれています。