アメリカの制裁の影響で、5Gに対応したスマートフォンの販売が難しくなっていた中国の通信機器大手「ファーウェイ」が、5Gに匹敵する通信速度を備えた新しいスマホを発売しました。中国メディアは「半導体の問題をようやく解決した」などと報じています。

「ファーウェイ」はアメリカの制裁により最先端の半導体を入手しにくくなり、5Gに対応したスマートフォンの販売が難しくなっていました。

しかし、8月下旬に新型スマートフォンの発売を開始。中国メディアによると、通信速度が5Gの水準に達しているといいます。

中国国営の中央テレビもこの新型スマホについて報じていて、専門家の話として「5Gのスマホに必要な半導体チップの問題をようやく解決した」と強調しています。

ただ、専門家は「最先端の半導体チップとは3年から5年分の技術的な差がある」としていて、ファーウェイは引き続きアメリカの制裁の影響を受けるものとみられます。