安全資産とされる金の国内小売価格が、1グラム1万105円と最高値を更新しました。

大阪市場で取引されている金の先物価格で取引の中心となる「24年8月もの」が5日夜、一時1グラム9158円をつけ、過去最高値を更新しました。

こうした流れを受けて、金の小売り大手・田中貴金属工業のきょうの金の小売価格は1グラム1万105円を記録し、過去最高値を同じく更新しました。

円相場が1ドル=147円台と円安水準で推移していることが価格を押し上げているほか、中国の不動産業界の不況による経済の先行き不安から、安全資産とされる金の需要が高まっています。