電子マネーを利用したなりすまし詐欺の被害を防ごうと、福島県警が新たな対策グッズを作成しました。

福島県警が新たに作成したのは「なりすまし詐欺対策シート」です。このシートは、コンビニエンスストアで高齢者が電子マネーを購入する際などに、身に覚えのない請求ではないかなどを店員が確認するためのものです。

6日は大手コンビニ3社にシートの贈呈式が行われ、株式会社ローソンの担当者は「シートの内容をしっかりと店で共有し、1件でも1円でも被害をなくしたい」と話しました。シートは今後、県内のコンビニ5社の900店舗に順次配布されるということです。

県警によりますと、県内で今年7月末までに発生したなりすまし詐欺の被害は36件で、去年の同じ時期と比べて半減していますが、4500万円あまりの被害が出ていて、警察が注意を呼びかけています。