5日、甲府市の職員が酒を飲んだ状態で車を運転して交通事故を起こし、現行犯逮捕されました。
市はけさ緊急の部長会議を開き飲酒運転の根絶を確認しました。

酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、甲府市介護保険課の会計年度任用職員(59) です。

警察によりますとこの職員は午後は5日午後4時前、酒を飲んだ状態で車をバックさせ甲府市内の自宅から市道に出た際、市道に停車していた作業車に衝突した疑いがもたれています。

駆け付けた警察官が職員の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたため、逮捕しました。

警察の調べに対し、容疑を認めているということです。

逮捕を受け、市は5日夜に会見を開き謝罪しました。

甲府市の臨時記者会見:
誠に申し訳ありませんでした。

市によりますと、この職員はおととし任用された非常勤の職員で、8月から病気のため休職していたということです。

市では今年7月、上下水道局の20代の職員が飲酒運転で摘発され今月1日に懲戒免職になったばかりです。

甲府市 樋口雄一市長:
一人ひとりの危機意識が欠けていると言わざるを得ません。

職員の飲酒運転が相次ぐことを受け市は6日朝、臨時の部長会議を開き、樋口市長が飲酒運転の根絶や不祥事をおこさないための対策をまとめるよう指示しました。

甲府市 樋口雄一市長

甲府市 樋口雄一市長:
出来る限り早く具体的な策を部長会議の中で発令をしていきたいと思っております。

なお、山梨県は今年1月から7月までの飲酒運転による人身事故が全国ワーストとなっていて、県が9月20日まで警報を出しています。