ワクチン接種後6か月で、予防効果は低下

早くも、冬を心配する声が上がるほどの感染。新型コロナの感染予防として、ワクチンを3回以上接種した人は、約7割に上っていますが、その効果は、どれほど持続しているのでしょうか?

3回目の接種から、1年半が過ぎた2人の記者が、コロナの発症や重症化を防ぐ「中和抗体」が、体内にどのくらいあるのか検査してみると…

武本クリニック 武本祐 院長
「2人とも、発症予防効果に関しましては、現時点では無いと思われます」

この検査では、抗体の値が、4160を超えると95%、2150なら80%の確率で、ウイルスから体を守る十分な抗体があると考えられますが、小崎記者は、わずか0.8で、土江記者も、3.3。2人とも新型コロナウイルス抗体は、すでにほとんど持っていないという結果に…

武本クリニック 武本祐 院長
コロナワクチンの接種後、6か月くらい経つと、確率的には、発症予防効果としては、かなり低くなってくるという考え方が一般的です。逆に、重症化予防に関しては、もう少し効果は持続すると言われていますので、重症化予防に重きを置いた考え方になっているかと思います」