アメリカ・ネバダ州の砂漠で開催されていた大規模な野外イベントを豪雨が直撃。参加した7万人が数日間、足止めされましたが、ようやく帰宅の途につけるようになり「大脱出」が始まりました。

広大な砂漠に果てしなく続く車列。ネバダ州の砂漠で共同生活を送りながらアートや音楽を楽しむ毎年恒例の大規模野外イベント「バーニングマン」。

今月1日から2日にかけて豪雨に見舞われ、参加者らおよそ7万人が砂漠の真ん中で身動きできなくなっていましたが、天候が回復し、地面の状態も改善したことから帰宅の途につけるようになりました。

アメリカメディアによりますと、24時間で例年の2~3か月分に相当する最大20ミリの雨が降ったということです。

砂漠はぬかるみ、砂が足首まで浸かるほどの泥地になったため、主催者側が車両の通行を禁止し、参加者らに食料や燃料を節約して留まるよう指示したといいます。

ボランティアの女性
「この寒い中を(小さな)子どもを連れて裸足で歩いている人たちがいて、黙示録のような光景だった」

参加の男性
「足も乾いたし暖かくなったしハッピーだよ」

参加の女性
「それでも素晴らしいイベントだし来年もまた来るわ」

4日夜、フィナーレにはイベントのシンボルである巨大な木製の人形が燃やされたということです。

砂漠で豪雨に見舞われた参加者たちでしたが、「また来たい」との声が多く聞かれました。