長野県上田市では秋の風物詩=マツタケ小屋の営業がはじまりました。
”秋の味覚の王様”マツタケがとれ始めた上田市では、この時期から旬の味をコース料理などで提供するマツタケ小屋がオープンします。
今月2日にマツタケ料理をはじめた二幸園。

二幸園・櫻井聖料理長: 「ありがたいことにお客様に来ていただき、営業は正味3か月なんですけど1トン以上はさばきます」
この店では地元産のものをなるべく使うようにしています。

しかし、山を所有する住民などの高齢化が進み松林の整備が追いつかず、マツタケが年々、とれなくなってきているといいます。
二幸園・櫻井聖料理長: 「年配の方々が山の整備を怠っちゃうと、なかなか出てこなくなってしまうという状況がありまして」
70年以上続くこの店の4代目=関啓子さん。
この夏の残暑や少雨の影響を心配しましたが、不作という話は聞こえてこないといい胸をなでおろしていますが…。
二幸園4代目・関啓子さん: 「憂鬱ですねいやあんまりにも忙しいので7月中くらいからシーズン中じゃない? ってくらい予約が入ってきてますね」

新型コロナが5類に移行した影響ですでに満席の日も出始めているといいます。
企業などの団体や外国人客も増えました。
二幸園4代目・関啓子さん: 「自分が今把握しているところではドイツ、チェコ、台湾?」「誰が言葉をしゃべれるんだろうと思って…」
この日、11時のオープンにやってきたのは神奈川県の夫婦。
店を訪れるのは今回で3度目です。
神奈川県の夫婦: 「その季節にしか食べられないので、やっぱいいですよね」
豪華にマツタケ一切れが入った茶碗蒸しの味は?

「うん…。あー…。」
言葉にならないおいしさのようです。
マツタケ小屋は11月ごろまで営業するということです。














