徐々に募る不安…望まない結果に「ぐちゃぐちゃな感情」

▼渡邊勇さん「やれることって、家の中で情報を集め続けることしかないんです。リアルタイムでいろんな情報が流れているのをキャッチして、どんどん不安な気持ちになっていく、という状況でした。本当に祈るしかない。しかし、最も望まない結果の情報をもらう形になったんですね。」

「そのときの感覚は、本当に何か精神的、感情的に、味わったことがないような感情で、ぐちゃぐちゃな感じでした。」

「私自身、アニメーションやゲームが好きな人間だったので、美希子と一緒にテレビを見たり、漫画も交換したり、そういうこともしてきました。だから、私自身が好きじゃなかったら、彼女も興味を持たなかったのではないだろうかとか、僕がいたから、そういう影響を与えてしまったんじゃないだろうかという思考ですよね。」

「自分のせい、みたいな考えというのが、どうしても出てきてしまったのをすごく記憶していますし、今でもそういう要素というのは少し残っているのかなと思います。」

――そんな勇さんに『カウンセリングを受けないか』という話がありました。一度は断りましたが、発熱が続くなど、体にも不調があらわれたといいます。