発掘後はじめてとなる地元での展示が始まりました。
宇城市不知火町(しらぬいまち)にある国越(くにごし)古墳は、6世紀半ばの古墳時代のものとみられ、1966年の調査では、多くの副葬品が発掘されました。

しかし、副葬品はその後、山鹿(やまが)市の県立装飾古墳館などで保管され、今回の展示は、発掘調査以来57年ぶり、地元では初めてとなります。

全国にある装飾古墳の内、4割が熊本県内に分布していますが、中でも国越(くにごし)古墳は熊本県内有数の規模を誇る装飾古墳で、内部の壁には彩色(さいしき)や彫刻などの文様が確認されました。

会場には、鏡(かがみ)や勾玉(まがたま)をはじめ、金や銀製の耳環(じかん)や鹿の角を加工した装飾品なども展示されています。企画展は、10月下旬までです。















