来年、カタールで行われる世界選手権の代表選考を兼ねた飛び込みの日本選手権が栃木で行われました。女子高飛び込みでは予選で高得点を連発した高知工科大学の山崎佳蓮(やまさきかれん)選手が決勝に進出しましたが惜しくも3位に終わり、パリ五輪出場はなりませんでした。
山崎選手は予選で高得点を連発、319.60をマークし3位で決勝に進みます。決勝は12人が出場。予選と同様、5回の演技の合計点で競います。山崎選手は高難度の技を揃えた構成で攻めの演技を繰り広げますが、すでにパリ五輪出場を決めている荒井祭里(あらいまつり)選手と予選を2位で通過した金戸凜(かねとりん)選手が次々と高得点を叩き出す中、得点を伸ばすことができません。
結局、297.15で惜しくも3位に終わった山崎選手。パリ五輪の残り1枠をかけた世界選手権出場を逃しましたが、気持ちはすでに前を見据えています。
(高知工科大学 山崎佳蓮選手)
「予選ですごく良かったんですけど、決勝で崩れてしまってすごく悔しい気持ちです。自分は優勝を目指して頑張ってたのでもうちょっといけたなって思いました。パリ(オリンピック)はもう無理なので、次のロスオリンピックに出られるようまた一から頑張りたい」
女子高飛び込み決勝には土佐塾高校の嶋崎菜乃(しまさきなの)選手も出場。思うような演技ができず結果は12位でした。