日本の南の海上では8月後半から台風の発生が相次いでいます。土日に沖縄の先島諸島に接近した台風11号は、4日朝にかけて台湾付近を通過し、6日(水)には中国大陸の華南に上陸して熱帯低気圧に変わる予想です。また、日本のはるか南東から北上してきた台風12号は、3日午後3時に小笠原近海で熱帯低気圧に変わり、5日にかけて日本の南海上を西寄りに進む見込みです。4日の宮城県内は、この熱帯低気圧の間接的な影響で暖かく湿った空気が流れ込み、久々に広い範囲で雨となっています。

そして気象庁は、また新たな台風発生予想を発表しました。現在、沖縄の南にある熱帯低気圧が5日午前9時までに台風に発達する予想で、台風となれば13号となります。その後、北北東へと進んでいき、予報円の中心を通ると7日(木)午前9時には伊豆諸島近海、8日(金)午前9時には日本の東を北上する予想となっています。

台風としてはあまり発達せず、暴風域は伴わない予想ですが、予報円の西側を通った場合は関東や東北の陸地を通ることも考えられるため、今後の情報に注意が必要です。この台風や湿った空気などの影響で、宮城県内は少なくとも7日(木)にかけては雨が降りやすく、これまでの少雨傾向は解消されそうです。ただし雨脚が強まる時間帯もある見込みで、今後の情報には注意が必要です。