藩政時代から茶の湯文化が息づく金沢で、全国から集まった大学生がお点前を披露する全国学生大茶会が、2日から開かれています。
金沢の茶の湯文化を広く知ってもらい、学生の交流の場にしてもらおうと2019年から金沢市内で開かれている全国学生大茶会。2日から始まったこの催しは、金沢市中心部の茶室など10の会場で同時に行われ、東北大学や長崎大学など全国28校から約240人の学生が参加しています。
このうち金沢市広坂の松涛庵では、金沢大学茶道部の学生がスーツ姿でお点前を披露しました。

訪れた人は…
「大変美味しかったですし、若々しい感性のお席でした。」
金沢大学茶道部・栁澤萌乃華部長
「とても緊張しましたが、いつものお稽古のように落ち着いて、まずはおもてなしをするという気持ちを忘れずにお点前を行おうと思いました」
全国学生大茶会は、松涛庵や旧中村邸など市内10か所で3日も開かれます。