軍事偵察衛星の打ち上げを試みるなど、挑発行動を続ける北朝鮮に対し、日本、アメリカ、韓国が独自の制裁を発表しました。

松野博一 官房長官
「北朝鮮による一連の挑発行動は、我が国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威である」

日本政府はきょう、核ミサイル計画などに関与したとして、北朝鮮のハッカー集団など3つの団体と個人4人を資産凍結の対象とする追加制裁を決定しました。さらに韓国とアメリカも先月、軍事偵察衛星の打ち上げを試みたことへの対抗措置として、企業や個人への制裁を発表。3か国が歩調を合わせる格好となりました。

その北朝鮮は今週、金正恩総書記が韓国全土の占領を目標とした訓練を視察したほか、海軍に核兵器の配備を進める方針を示し、きのうまで合同軍事演習を行っていたアメリカと韓国への対決姿勢を鮮明にさせています。

9日の建国75年の記念日にむけ、新たな軍事挑発に乗り出すことが懸念されています。