心臓移植の費用を仙台などでの募金活動で集め、アメリカで手術を終えた1歳の女の子と両親が1日、オンラインで記者会見を開き、無事退院したことを報告しました。

葵ちゃんの父 佐藤昭一郎さん:
「こうして無事に退院することができて、人工心臓のない生活を、普通の生活を送ることができて、本当に皆さまありがとうございます」

無事退院したのは佐藤葵ちゃん1歳で、1日は、アメリカの自宅から両親と一緒に元気な姿を見せました。

葵ちゃんと両親が会見

葵ちゃんは、重い心臓病を患いアメリカで手術を受けるため、母親の故郷である仙台などでの募金活動により5億3000万円を集めました。

今年3月に渡米し現地時間の8月12日に移植手術を受け、8月30日、退院しました。

葵ちゃんの父 佐藤昭一郎さん:
「いままでは人工心臓をつけていまして、半径2メートルくらいの範囲しかいけなかったのが、それが無くなり、自由にベビーカーに乗って、移動することができる」
葵ちゃんの母 佐藤清香さん:
「毎日起きるたびに大事に過ごそうと、ありがたいな、葵と一緒にいれるのが嬉しいなと思うようになりました」

葵ちゃんは、アメリカで半年ほど経過観察をしたのち、来年春の帰国を目指しているということです。