台風11号は、強い台風に変わって沖縄の南を西寄りに進んでいて、3日にかけて強い勢力で沖縄地方に接近する見込みです。
気象庁は、沖縄地方では2日から3日にかけて暴風に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、台風11号は、1日午前9時には、沖縄の南の北緯22度30分、東経127度30分にあって、時速15キロで西北西に進んでいます。

1日午前9時の中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径55キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が、北東側に半径330キロ以内と南西側の半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

2日の午前9時には、宮古島の南およそ210キロの北緯23度0分、東経125度50分にあって、中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、時速15キロで西北西へ進むものと見られます。

その後、3日午前9時には、台湾の北緯24度30分、東経121度35分を中心とする半径210キロの円内に進み、中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、時速20キロで西北西へ進むものと予想されています。


一方、台風12号は、1日の午前9時現在、南鳥島の近海の、北緯20度25分、東経151度50分にあって、時速30キロで北西に進んでいます。

1日午前9時現在、中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、北東側に半径390キロ以内と南西側の半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

2日の午前9時には、小笠原近海の北緯25度20分、東経146度25分にあって、中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、時速35キロで北西へ進むものと見られます。

その後も時速30キロほどで北西に進み、3日に父島の北西およそ330キロに進んだのち、4日までに再び熱帯低気圧になるものと見られています。

長野県内の週間予報1日正午現在