■もっとTokyo“発売されたのは半分にも満たない”旅行アナリスト

ホラン千秋キャスター:
6月14日、16日、18日などこれから販売されるプランもたくさんあるのですね。

帝京大学 非常勤講師 鳥海高太朗氏:
6月10日時点で発売されたのは、たぶん半分も満たないと思います。今週(6月13日~)がおそらく発売のピークになるし、楽天トラベルも6月15日発売ですし、今週、情報収集をして、発売と同時に取るということで、ちょっとトライしていただきたいなと思います。

井上貴博キャスター:
早く全国規模にどんどん広がるといいなと思うのですけど、予算規模が小さいと言われているようですけど、効果はかなり大きいのではないかと思うのですが、いかがですか?

鳥海氏:
全体で100万泊分を2022年度中に東京都は予算を用意しています。ただ都民の数からすると、ちょっと足りないかなと。他の県民割などは大体予約したい人ができているのですが、東京の場合は、ちょっと予約できない方が多いかなということで、やっぱり効果はあります。あと東京でやっと旅行していいんだという風向きはあるのですが、ただ、効果はまだ限定的かなという部分もあります。

南波キャスター:
県民割も今、全国を6つのブロック(▼北海道・東北▼関東▼北陸信越・中部▼近畿▼中国・四国▼九州・沖縄)に分けて利用されています。6月末まで地域ブロック割(宿泊料金最大50%上限5000円、地域クーポン券最大2000円分)ということでしたが考え方が変わってきています。政府官邸幹部によると財政支援の対象旅行先を地域ブロックから“全国に拡大する”方向で検討していて、期限も“延長する”方向で調整しているそうです。九州に住んでいる人が、北海道の県民割を利用できるようになるかもしれないという状況なのです。

井上キャスター:
これは早く広がるといいですね。

鳥海氏:
県民割が全国で使えると、皆さんがいろんなところ、遠くに出かけたいという希望が多いので、夏休みの7月に使えるという意味では大きいかなと。ただ上限がGoToトラベルより少なく5000円になりますので、そのあたりの部分はあるかなと思います。