児童館への不審者の侵入を想定した対応訓練が、安曇野市で行われました。
職員役:
「こんにちは。何か御用でしょうか?」
犯人役:
「なんでもないよ」
児童館に現われた警察官が扮する不審者。
対応するのは、児童館で働く職員です。
犯人役:
「どけ!どかないと刺すぞ」
参加したのは、安曇野市内に9つある児童館の職員、およそ50人。
合同でこうした訓練が行われるのは、初めてです。

女性職員:
「児童館ですが女性の職員が占めているので、女性の職員でも不審者危険なことに対応できるように日々心掛けてはいるんですが、ただとっさのことなので」
女性職員:
「うちは、福祉センターの中に児童館がありますので、常日頃、地域の方が出入りする場所。誰が不審者なのか分かりません。そこは目を光らせてますが」

訓練では、身の安全を守るため、不審者とは一定の距離を取り、対応にあたること。
そして、不審者の行動から目を離さないことなどを学びました。
さらに警察官から講習を受けたのは、不審者の動きを抑える刺股(さすまた)の使い方です。
職員:
「けっこう力がいるなって思った。どんどん前に前に向かって行っちゃうと感じました」
大勢の子どもたちが利用する児童館。
訓練を行った警備会社の担当者は、「職員の役割分担をあらかじめ決めておくなど、安全対策について考えるきっかけにしてもらえれば」と話していました。














