宮城の名産品「ホヤ」をたっぷり使った駅弁が完成しました。9月1日からJR仙台駅構内で販売が始まるのを前に31日、商品の発表会が開かれました。

ホヤの唐揚げと天ぷら。県産のひとめぼれにホヤの旨味が染み込んだ炊き込みご飯。ホヤを使った7種類のメニューを味わうことができる駅弁=「ほや弁」です。

駅弁販売を行う「ウェルネス伯養軒」やホヤの加工販売メーカー「水月堂」など、県内の5社が共同で開発しました。

観光や出張などで新幹線を利用する県内外の人にホヤのおいしさを知ってもらおうと今年3月から試作を重ねて完成した「ほや弁」。ほやドルの萌江さんも堪能しました。

萌江さん実食:
「すべてがホヤづくしで、どこを食べてもホヤで本当にホヤわせです!」

後藤キャスターも試食しました。

後藤舜キャスター:
「ホヤ唐揚げいただきます。にんにくとショウガをベースに作られているということで非常に香ばしくなっているんですが、しっかりとホヤの磯の風味も口の中に広がります。おいしいです」

新型コロナによる飲食店や観光需要の低下でホヤの売上は大きく落ち込んでいましたが、今年度はコロナ禍前の9割まで回復してきているということです。

ウェルネス伯養軒 吉川忍仙台支店長:
「漁業関係者や水産事業者の方の応援となるようにこのほや弁が国内消費の一助となるように広く長く展開していきたい」

この「ほや弁」は、JR仙台駅の新幹線ホームなどにあるニューデイズ7店舗で9月1日から販売されます。「ほや弁」税込み1450円初日は、およそ160個販売予定。10月からは東京駅でも販売されます。