東北電力女川原子力発電所2号機の再稼働を巡り市民団体が、町に監視の徹底などを求める要望書を提出しました。
宮城県の女川町に要望書を提出したのは再稼働に反対している宮城と岩手のあわせて9つの市民団体です。

東北電力は来年2月の女川原発2号機の再稼働を目指し、現在、安全対策工事を行なっています。
要望書では、去年3月の地震により1号機の原子炉建屋内にある天井クレーンの台座に亀裂が入ったことなど、原発の耐震安全性に不安があるとして、立地自治体である町に対し、厳重に監視を行って住民の命や生活を守ることなどを求めています。

女川原発の避難計画を考える会 日野正美副代表:
「一番被害を被る立地自治体、その住民の命を守る、健康を守るという意味で立地自治体が責任を持って対応してもらいたい」

また、市民団体は、31日、同様の要望書を石巻市にも提出しています。