9月1日の「防災の日」を前に、帰宅困難者の対応訓練が31日、JR仙台駅などで行われ、参加者が一時滞在場所への経路などを確認しました。

訓練は、震度6強の地震でバスや鉄道がストップし、仙台駅周辺に多くの帰宅困難者が発生したという想定で行われました。駅周辺の事業者や学生ボランティアおよそ150人が参加し、市の職員らの誘導で、まずはペデストリアンデッキの下に集まりました。

今年は4年ぶりに通常規模での訓練となり、31日は、外国人への対応や車いすの人の避難誘導についても確認しました。

参加した大学生:
「(避難の際は)情報が大事になってくる。交通機関などの情報もしっかり教えてくれたので安心できた」

仙台駅周辺帰宅困難者対策連絡協議会 渡邉博之会長:
「(災害時)交通手段が無くなることは大変な事態だと思いますので、不安を解消できるように対応できたらと思う」

最後に参加者は、駅周辺の一時滞在場所へと向いました。

震災の教訓を踏まえ仙台市は、駅周辺の事業者と協定を結び、一時滞在場所の確保を進めていて、現在は1万1110人の受け入れが可能だということです。