宮城県石巻市では、今シーズンの養殖ノリの種付け作業が始まっています。

石巻市渡波地区では地元漁師およそ50人が集まり、養殖用の網を巻きつけた水車を回し網にノリの種となる胞子を付着させていきました。昨シーズンは、九州の有明海で不作となり県産のノリの価格が高騰しました。生産者は、今シーズンも品質の良いノリを生産したいと意気込んでいました。

県漁協石巻湾のり部 阿部泰輔部長:
「福島第一原発の処理水(風評被害)の問題やエルニーニョの海水温の上昇など様々な問題はあるが、ひとつひとつクリアしながら良い製品づくりをしたい」

ノリの収穫は、11月前半から始まる見通しです。石巻湾では今シーズン例年並みとなる、およそ6000万枚の生産量を目指します。