昔から変わらない旧盆の光景「男は酒を飲む役割」でいいの?
1950年代の「琉球ニュース」:
「仏前に丹精して作った畑の作物や、生前故人が好物であったご馳走を供え、迎え火を焚いて祖先の霊を待ち受けます」
沖縄の仏壇行事「旧盆」。先祖の霊をお迎えして、家族や親せきが集まる和やかな光景は、昔も今も同じです。けれど、変わらないことがいいとは限らないようで…

旧盆の買い出しに来た女性客:
「女の人は大変。仏壇に朝昼晩、ごはんを作ってあげないといけないから。何もしないで過ごしたい」
「男性はもう、なかなか(動かない)。手伝うよって言ってくれるけど、女性が前もって買い物して、準備して、仕込みして」

――旧盆のお手伝いはされているんですか?
付き添いの男性客:
「そうですね、はい、何もできないけど。お客様の接待はちゃんとするから。それがメインの仕事になってるんで、一緒に酒を飲む役割です、男の人は」