連日“猛暑”の続く新潟県内では、高温と渇水による「農作物などの被害」が拡大しています。新潟県のまとめによりますと、被害が確認されたのは全30市町村のうち24市町村で、先週から3つ増えています。

飼料用を含む稲作では、稲や葉が枯れるなどの被害が出ている田んぼが361ha(先週比136ha増)になったほか、園芸作物では枝豆が17ha(先週比3ha増)・日本ナシは先週から大幅に増えて32ha(先週比31ha増)となっています。

また家畜は、乳用牛20頭(先週比4頭増)・肉用牛4頭(先週比2頭増)と、さらに被害が拡大し、ニワトリは採卵用が3211羽(先週比1280羽増)・食用ブロイラー2914(先週比277羽増)が死んでいるのが確認されました。

加えて水産関連では、錦鯉500匹が死んでいるのが新たに確認されて512匹になるなど、被害の大きさが明らかになっています。

今後も高温少雨の状態が続くと見込まれるとともに、まだ調査中の市町村や品目もあることから、被害報告は今後も増えると新潟県ではみています。