2023年の夏はコロナ禍を越えてレジャーの盛り上がりが期待されていました。そんな中、静岡県内の施設は明暗が分かれたようなんです。いったい、何が起きていたのでしょうか?
浜松市北区の竜ヶ岩洞。東海地方最大級の鍾乳洞には、2023年の夏、県内外から多くの客が訪れていました。
<野田栞里記者>
「ひんやりとした鍾乳洞の中、温度計は18.5度の表示です」
人気の理由は自然の涼しさです。8月30日も熱中症警戒アラートが出るなど、この夏は災害級ともいわれる猛暑に。その暑さが竜ヶ岩洞には追い風になりました。
<京都から来た客>
「エアコンガンガンの部屋にいるみたいで助かります」
<北海道から来た客>
「ここは過ごしやすいよね、北海道より。北海道も夏は暑いから。涼しい所求めちゃうよね」
さらにこの夏はコロナによる自粛がなくなり、バスツアーの団体客が増えました。
<愛知県から来たツアー客>
「コロナが緩和されてきて自由度が増したっていうか。殻にこもっていたのが、色んな所に行けるっていうのはうれしいね」
2023年の夏、竜ヶ岩洞の来場者数は2022年と比べて1割増加。売店の売り上げはコロナ前とほぼ同じになり調子が戻ってきたといいます。
<竜ヶ岩洞 忠内一洋所長代理>
「天気の方も異常な暑さでしたよね。暑ければ暑いほどお客さん来ていただいて、これからも残暑に期待しています」
静岡県掛川市のキャンプ場「ならここの里」です。
<キャンパー>
「月に1回は目標で。自然の中で美味しい飯を食うっていう。そこが1番ですよね」
<キャンパー>
「きっかけはコロナで。自分一人の空間がキャンプ場にできるので解放感というか」
キャンプはソーシャルディスタンスが保てるとあってコロナ禍に人気が加速しました。しかし、新型コロナが5類に移行して各地で祭りやイベントが復活したこの夏は、客が分散してしまったと分析しています。
<ならここの里 浦野正守常務>
「自然の中でやるのが安全だとたくさん来られたんですが、多少それが分散しているのかなと少し感じます。利用率は昨年が1番多くて、今年は少し下がっています」
一方、『厳しい夏』となった観光地もあります。温泉地・伊豆長岡地区は、GoToトラベルや県民割などのサービスがなくなったことがあだとなり、2023年の夏は観光客が戻らず、苦戦したそうです。
その状況を打破しようと考えたのが、隣り合う旅館同士のコラボレーションです。宿泊者に「湯めぐり手形」を渡し、入浴時間内であれば互いの施設の温泉を気軽に楽しむことができます。
<弘法の湯本店 市川雅俊支配人>
「とにかく、この展望が素晴らしいです。お湯の調水が行き届いているので、お客様は、大変喜ばれると思います」
両施設だけでなく、地域全体を盛り上げたいと意気込んでいます。
<おおとり荘 原勝政支配人>
「まずは、静岡に来てもらう、伊豆に来てもらう、伊豆長岡にひとつにきっかけとして、今後は1軒でも2軒でも賛同してくれるところがあれば、広がっていく」
コロナ自粛の緩和は進みながら季節は夏から秋へ…。お得なプランをヒントに、お出かけ先を探してみてはいかがでしょうか。
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