宮城県丸森町にある棚田で、地元の高校生とザンビアの農業普及員が田んぼの整備に汗を流しました。

丸森町の大張沢尻棚田では、地元・伊具高校の生徒が、3年前からコメ作りを学んでいます。29日は伊具高校の2年生5人にザンビアの農業普及員4人も加わり、田んぼに生えた雑草を取り除いていきました。

大張沢尻棚田は日本の棚田百選のひとつで、山あいに美しい風景が広がっています。生徒らは、ザンビアの人と一緒に米づくりの大変さを感じながら棚田の景観を守ろうと真剣に作業にあたっていました。

伊具高校2年生:
「一緒にやってみて農業について、作業もうまくてすごいなと思った。外国人が丸森に来るということは伝統があるんだなと感じている」

ザンビアの農業普及員:
「日本で学んだことをザンビアに持ち帰って、普及員として農家の負担軽減を支援したい」

棚田は、雨水を利用しているため、好天が続いた今年は水不足だったということです。生徒らは、10月初めに稲刈りを体験することになっています。