長野県内で2024年の春、高校を卒業する生徒に対する求人倍率は2.9倍で、30年ぶりに高い水準となりました。


長野労働局によりますと、2024年の春、県内の高校を卒業する生徒の求人倍率は、7月末時点で2.9倍で2022年の同じ時期より0.45ポイント上回りました。

1993年以来、30年ぶりの高い水準です。


求人数は26年ぶりに7000人を超えた一方、就職を希望する生徒は、7.9パーセント減って2510人で、記録が残る1992年以降最も少なくなりました。

労働局では、コロナ禍からの回復などで求人数は増えたものの、生徒数の減少に加えて、進学希望者が増えていることが影響しているとみています。