長野県内は記録的な暑さが続いていますが、この暑さとともに深刻になってきているのが、「雨の少なさ」です。


森記者:
「塩尻市の奈良井ダムです。貯水率が40パーセントを下回ったということで、ダム湖の一部は、ご覧のように干上がってしまっているような状態です」

塩尻市と松本市、山形村に農業用水や水道水を供給している、奈良井ダム。

豊富な水をたたえているはずのダム湖は底が露出し、岸を見ると乾いた土がこびりついています。


2か月前に同じ場所で撮影されたストリートビューと比較すると、一目瞭然。

近年まれにみる、水の少なさです。

奈良井川改良事務所によると、奈良井ダムの貯水率は通常50パーセントから70パーセントの間ですが、8月14日に50パーセントを切り、24日には33パーセントまで低下。

今は、放流量を通常の半分以下に絞ることで、なんとか30パーセント台にとどめている状況です。

このまま雨が降らない状況が続くと、水道水や農業用水への影響も懸念されるということで、気をもむ日々が続きます。