安心して子どもを産み育てられる環境づくりを促進しようという取り組みです。男性の積極的な育休の取得や育児参加をテーマにしたワークショップが岡山市北区で開かれました。

岡山県が主催した「男性育休取得促進講座」です。岡山県内の企業に勤める男女約30人が参加しました。国が昨年行った調査によりますと、夫婦の家事の分担は女性が担う割合が8割を超えていて、子育てへの不安も高まっているといいます。そんな中、講座では意見交換を通して男性の育児への意識を高めてもらうのが狙いです。

「女の子? 女の子。一緒だ」
(参加者)「(母親が)自分を犠牲にしたとあんまり感じないように一緒にあらゆることを楽しめたらいいなと、いつもすごく思っています」

意見交換を通して参加者らは、自ら実践できることを考えるきっかけにもなったようです。
(30代の会社員)「妻の考えを知る機会がなかったのでしっかりコミュニケーションをとって話を聞くことが大事だなと感じています」

(岡山県 子ども・福祉部子ども未来課 横田健二課長)「それぞれ夫婦の形がありますので、向き合い方もそれぞれなんですけれど、研修を通じて気づいていただいて、ベストな(育児の分担の)割合を見出していただければなという思いです」

岡山県では同様のワークショップを年内に倉敷市と津山市でも行う予定です。