木製枕木の老朽化が原因となった脱線事故の再発防止に向け、しなの鉄道は、この秋から枕木の改修工事にとりかかる方針を示しました。
29日に開かれたしなの鉄道の取締役会で、6月に上田駅の構内で発生した脱線事故の原因と再発防止策が報告されました。

終了後の会見で、土屋智則(つちやとものり)社長は、脱線事故の原因となった木製の枕木の改修工事をこの秋、できるだけ早く着工する考えを示しました。
国の補助金が1600万円余り交付される見通しだということです。

しなの鉄道では2024年度末までに木製枕木の一部をコンクリート製の枕木にする改修工事を完了させる計画ですが、総事業費は2億円程度になる見込みで、引き続き、国や県のほか、周辺自治体に支援を求めていくとしています。














