取材に伺った29日にはまだ同様の電話はかかってきていないということでしたが…
「今ちょうど…」
「今きた?」

【電話を受けた職員】
「今のものは、こちらが施設名を名乗る前に一方的に話をしているような状況で、日本語がご理解いただけないようだったので切らせてもらう対応をした」
こうした迷惑電話は様々な施設で相次いでいます。
山形県南陽市、赤湯温泉の丹泉ホテルではここ数日、中国からとみられる迷惑電話が1日70件以上かかってきているといいます。

【丹泉ホテル 丸森周平 社長】
「日中はいいが、夜間警備員が一人でいたりするときにかかってくると、精神衛生上よろしくない」
ここでも取材中に電話が…。
「86の番号、中国から」
「もしもし…中国語ですね」
福島第一原発の処理水の海洋放出が始まってから、こうした中国からとみられる迷惑電話が各地で相次いでいて、新潟県内では「上越市立水族博物館うみがたり」や阿賀野市の遊園地「サントピアワールド」、寺泊の観光協会にも迷惑電話が掛かってきているということです。

【マリンピア日本海 斎藤淳 管理課長】
「電話が来ると回線が繋がらなくなりお客様に迷惑がかかるので、ぜひそういったことはやめていただきたい」
いったいなぜ観光地に迷惑電話がかかってくるのか…
県警は「迷惑電話など身に覚えのない電話には出ないようにし、困ったことがあれば気軽に相談してほしい」としています。
