北方領土・歯舞群島の貝殻島にある灯台にロシアの国旗が掲げられたことについて、松野官房長官はロシア側に「受け入れられない」と伝えたことを明らかにしました。

貝殻島では、灯台の壁面が白く塗られ、ロシアの国旗や十字架とみられるものが設置されたほか、およそ9年ぶりに灯台に明かりが点いたのが確認されています。

松野官房長官
「8月2日および25日、領土問題に関する我が国の立場に鑑み、受け入れられない旨、外交ルートを通じて申し入れを行ないました」

松野官房長官は、きょうの会見で貝殻島の動きを日本政府として確認しているとしたうえで、「領土問題に対する日本の立場に鑑み、受け入れられない」と今月2度にわたって、外交ルートを通じてロシア側に伝えたことを明らかにしました。

そして、「貝殻島灯台をめぐる動きについては、政府として今後も注視していく」と述べました。