宮城県石巻市の小中学校の校庭で、アーティストと児童生徒が協力してインドの洞窟をイメージしたアート作品を制作しました。

アート作品の制作が行われたのは石巻市立雄勝小中学校で、東京の芸術家・安井鷹之介さんと児童生徒31人が参加しました。安井さんは去年、雄勝地区の防潮堤に巨大な壁画を制作していて、今年は学校の中庭にある階段状のテラスをキャンバスにインドの黄金の洞窟を書きあげました。28日は、子どもたちが安井さんが書いた下地に故郷の風景や思い出、それに古代文字風のマークなどを油性ペンを使って描いていきました。

中学3年生の生徒:
「海産物を描こうかな。雄勝と言ったら海産物かな」
小学4年生の児童:
「雄勝っぽいところは、私の家にクマが出るんですけど、そのクマとかキノコをイメージして描いてます」
芸術家 安井鷹之介さん:
「いつか大人になった時にあの時も楽しかったと言えるような痕跡が残る場所にしたいなと」

今回制作した地上絵は、雄勝小中学校に面する県道238号線から誰でも自由に見ることができます。