セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店「そごう・西武」の売却をめぐり、労働組合はストライキの実施を経営陣に通知しました。交渉が決裂すれば、3日後にストを決行するとしています。
そごう・西武 労働組合 寺岡泰博委員長
「納得度を上げるためには、もう一段ステージをあげた行動も含めて、やっていかなければいけない」
そごう・西武をめぐっては親会社のセブン&アイが去年11月、海外の投資ファンドへ売却する方針を決め、売却の完了を急いでいます。
ただ、労働組合は雇用の維持や百貨店事業の継続に懸念があるとして反発。きょうもセブン&アイの経営陣と協議しましたが、「納得が得られない」として、ストライキの実施をそごう・西武の経営側に通知しました。
交渉が決裂すれば、今月31日から西武池袋本店でストライキを決行するとしています。ストに突入すれば、百貨店としては1962年の阪神百貨店以来、およそ60年ぶりの異例の事態です。
来店客
「残すために社員の方が頑張るのなら、ストライキをやっていただいていいと思います」
「ストライキは反対ですね。(Q.なぜストライキ反対?)暴力的なもので一方的なものになっちゃうから、幹部と話し合える妥協点を見つけた方がいい」
そごう・西武 労働組合 寺岡泰博委員長
「今後、どういうふうに雇用が守られるのかが中心議題。不信感がある」
そごう・西武をめぐる交渉は、最終盤で最も重要な局面を迎えています。
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