台風10号は東進を続け、東北地方からは遠ざかる
台風10号は、28日午後3時現在、岩手・宮古市の東約290kmにあって、時速30キロで北東に進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。今後さらに東北地方から遠ざかり、30日(水)には温帯低気圧へと変わる見込みです。
台風10号の影響で、宮城県の海上ではうねりを伴い、波が3メートルと高くなっています。29日(火)午前6時頃にかけて、うねりを伴った高波に注意が必要です。
台風11号は、沖縄地方に接近のおそれ
28日午前9時に発生した台風11号は、28日午後3時現在、マリアナ諸島にあって、時速10キロで西北西に進んでいます。
中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。
この後、発達しながら北西に進み、今週後半に暴風域を伴いながら沖縄地方に接近し、31日(木)頃から暴風警報・波浪警報が発表される可能性があります。
今後の情報に注意が必要です。
台風9号はUターンしフィリピンの東を北上中 沖縄・先島諸島に接近の可能性は低い
非常に強い台風9号は、28日午後3時現在、フィリピンの東にあって、時速15キロで北に進んでいます。
フィリピンの東を北上した後、31日(木)にかけて台湾海峡を西に進んだ後、9月1日(金)頃には南シナ海に抜けるとみられます。
沖縄・先島諸島に接近する可能性は低くなりましたが、30日(水)と31日(木)は、台風の影響で波浪警報が発表される見込みです。

間もなく9月ということで、特に台風による災害が起きやすい季節に入ります。引き続き、動向に注意が必要です。