普天間基地の辺野古移設をめぐり、沖合いの軟弱地盤の改良工事などについて国と県が争った裁判で県の敗訴が確定する見通しとなった事を受けて、移設に反対するオール沖縄会議が緊急集会を開きました。

普天間基地の辺野古移設をめぐり、「設計変更」を承認しない県に対する国の「是正指示」が違法かどうか争われた裁判では、来月の最高裁で県の敗訴が確定する見通しです。

普天間基地の辺野古移設に反対するオール沖縄会議は28日、県庁前で緊急集会を開き、「法と科学に基づき設計変更を不承認とした玉城知事の立場を支持し、今後も支援していく決意」を表明しました。

稲嶺進 元名護市長
「私たちうちなーんちゅはもうこれ以上の基地に苦しめられる思いを続けたくない」「肝てぃーち(心を一つに)して、頑張っていきましょう」

参加した女性
「どうしてこんな風になってしまっているんだろうという悲しい気持ちと、沖縄県に頑張ってほしいという気持ちで来ました」
参加した男性
「基本的に県知事選挙で示された、新基地建設NOの民意に自信をもって」「頑張って頂きたいと思う」

最高裁の判決が出るのは来月4日で、玉城知事の今後の対応に注目が集まります。