JR岡山駅前広場への路面電車の乗り入れを巡り、事業費が当初の倍以上の約88億円に膨らんだことをうけて大森市長は「できるだけコストを抑えたい」と市民に理解を求めました。

(大森雅夫 岡山市長)「できるだけ早く事業を完成させたい。事業費もできるだけ小さい額でやりたいと思っております」

きょう(28日)の会見で大森岡山市長が述べたものです。岡山市では岡山駅前広場への路面電車乗り入れ工事を1月から進めていて当初、事業費は約43億円と試算されていました。ところが、地下街から地上への避難経路の確保に不備があり事業費が約66億円に加算されたほか、工事で休業する店舗への補償費の増加や物価高騰などをうけて当初の倍以上となる約88億円まで事業費が膨らんでいます。

(大森雅夫 岡山市長)「中心市街地の回遊性をこれから進展させていくうえでは、路面電車の駅への乗り入れは非常に重要だろうと」

完成時期も1年半ほど遅れ2026年度末にずれこむ見込みだということで、大森市長は今後も市民への理解を訴えていきたいとしています。