9月1日の「防災の日」に合わせ、岡山県警は地震で信号機が故障したとの想定で県下一斉の交通規制訓練を行いました。

訓練は、近い将来発生が予測されている南海トラフ地震に備えようと毎年この時期に行っているものです。地震により各地の信号機が動かなくなったという想定で県内の22警察署管内で一斉に実施されました。

このうち、岡山市南区の浦安南町では実際に信号機を約15分間止めて、警察官が手信号で車や歩行者の誘導したほか発電機を使って信号機を復旧させる手順を確認しました。

(訓練に参加した岡山南警察署 松本愛美巡査)「手信号で交通誘導するのが難しいと実感できた。(災害が起きた場合には)視野を広くもって歩行者まで注意して誘導できるようにしていきたい」

岡山県警によりますと、5年前の西日本豪雨では41の信号機が動かなくなり一部で警察官が交通整理にあたったということで、今後も訓練を続け災害に備えたいとしています。