気象庁は28日午前、「マリアナ諸島にあった熱帯低気圧が台風第11号になった」と発表しました。フィリピンの東には台風9号が、岩手県の東には台風10号があり、“トリプル台風”となっています。
台風11号の情報
台風11号は、28日12時にはマリアナ諸島の
北緯18度25分、東経142度55分にあって、ゆっくりした速さで西へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風の中心は、24時間後の29日12時には
マリアナ諸島の北緯19度05分、東経140度30分を中心とする半径120キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。
台風10号の情報
台風第10号は、28日9時には宮古市の東南東約230キロの北緯38度25分、東経144度10分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、
最大瞬間風速は35メートルで、中心の東側390キロ以内と西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
24時間後の29日9時には、日本の東の北緯41度25分、東経152度55分を中心とする半径80キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。台風はこの後、温帯低気圧に変わる見込みです。
台風9号の情報
非常に強い台風9号は、28日12時にはフィリピンの東の北緯17度05分、東経124度20分にあって、1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の南東側220キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風の中心は、24時間後の29日12時にはフィリピンの東の北緯19度05分、東経124度20分を中心とする半径80キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は950ヘクトパスカル中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルが予想されます。予報円の中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。


