食事が困難な障害を持つ子どもたちとその家族が“外食”を楽しむ機会を提供しようと資金を募る「クラウドファンディング」が話題です。

【新潟大学歯学部 井上誠学部長】
「お父さんやお母さんが普通に食べて美味しいもの。そのクオリティと変わらない、同じくらい“美味しい特別食”を児童や生徒さんに食べてもらうことが大事」

寄付を呼び掛けている 新潟大学歯学部 学部長の井上誠さん

噛むことや飲み込むことの研究を専門とする新潟大学歯学部 学部長の井上誠さんらは、食事に関する障がいを持つ子どもたちとその家族が外食を楽しめる機会を提供しようと、20年ほど前から『ばりあふりーお食事会』を開催してきました。

ホテルのシェフがフレンチのフルコースを独自に調整した「特別食」を作り、食事の楽しみを家族で“味わって”もらう『お食事会』です。

これまでは年に一度ずつ開催をしてきましたが、新型コロナウイルスの影響で中断。改めて今年10月からの再開を目指して準備を進めているといいます。

【新潟大学歯学部 井上誠学部長】
「年に一回とはいわず、外で食べられる多くの機会があれば彼らの生活の幅が大きく広がることをご理解いただいて、今回のクラウドファンディングにご協力頂ければと思います」

目標金額は600万円で、集まった支援金は「5年間分の食事会」の開催費用に充てられるということです。